11月12日に行います第三回絵本コンサートより、絵本の紹介をしたいと思います。
絵本コンサートでは、年中行事もプラグラム内に組み込みたいなといつも考えています。
11月はどうしようかな・・・と悩んでいましたら、七五三じゃないかな?とスタッフの一人から教えてもらいました。
はるか昔のことで忘れていました。
覚えていても、美味しいものを食べて、きれいな服を着たな!だけなんですけど。(笑)
大人になった今は、小さな子どもさんが七五三へ向かう姿を見ると幸せな気持ちになります。
綺麗な洋服や着物に、その子どもさんへの愛情が織り込まれているようでなんだか幸せがそこにいるような気持になるんです。
それで、今回、「みんなげんきで七五三」という本をプログラムに入れました!
寺村輝夫さん作、いもとようこさん絵の、くりのきえんのおともだちシリーズの一冊です。
くりのきえんのおともだちシリーズは、くりのきえんを舞台に年中行事を一緒の楽しむことができる素敵なシリーズです。
なかなか年中行事を全て行うことは家庭によっては難しいと思います。
私も共働きの家庭で育っていますので、できる限りしてくれましたが難しいことも多かったと思います。
ただ、こういうのがあるんだよと親子で知っていることは、悪いことではないかなと個人的には思っています。
「体が大きくなったから新しい服が必要になるね」
「いつも見守ってくれているおじいちゃんおばあちゃんにありがとうって言ってみようか」
「近所のお地蔵さんに大きくなりましたってお参りしようか」
それだけでも十分に七五三なんだなと、私はこの本を読んで思いました。
年中行事は、単なる楽しみも多いですが、人生の区切りとして意味のあることも多いです。
型どおりではなくても、その行事が大事にした人の心が伝わっていくといいなと思います。
参加者の皆さんと、くりのきえんのおともだちの楽しい七五三を一緒に読みながら喜べたら嬉しいです。